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立山三山(富山)剱岳に会いたい-完-

DAY⛰2023年7月16日〜18日 2泊3日


雄山(3003m)〜大汝山(3015m)〜富士ノ折立(2999m)〜真砂岳(2861m)〜別山(2874m)

/ 富山県

 タイム:8時間50分(休憩3時間45分※温泉込み)

 距 離:(3日目)7.5km

 標高差:(3日目)↑578m ↓908m

 コース:剱御前小舎ー別山ー雄山ーみくりが池温泉ー室堂バスターミナル

 【交通手段】黒部アルペンルート→電車→新幹線・サンダーバード

 【帰り】黒部アルペンルート[室堂~立山]ー電鉄富山線[立山~電鉄富山]-北陸新幹線[富山~金沢]-サンダーバード[金沢~京都]

 

2023年7月17~18日 2~3日目 晴れ時々曇り

剱御前〜室堂〜みくりが池


剱御前小舎にやってきた

稜線上に建ちその名の通り、剱岳を眼前に望む

反対側には雷鳥沢、室堂

稜線を繋いだ遠くには雄山から一ノ越まで

また、大日岳の姿も間近に感じることができる


すなわち、剱岳を目の前にしながら

壮大な立山のほぼ全体を見渡すことができる

素晴らしい立地の小屋なのだ


この旅を2泊にしたのは

第一に計画に余裕を持たせるためで

そして第二に、剱岳の側に泊まりたいからで

剱岳が当たり前に存在してるこの場所で

ここを通り過ぎる人じゃなくて

ここで過ごす人になりたかった



(PM1:17)

剱御前小舎!

お世話になります

女子用相部屋と言って通されたけど

今日もわたし一人で貸切状態


部屋の窓から剱


最高〜〜〜〜〜


(PM5:10)

お夕食

ご飯、味噌汁はおかわり自由


わたしの席は、ソロの皆さんが集まる席で

周りの方々はどう見ても登山上級者で

剱岳アタック帰りの方がほとんどのようだった


この日の宿泊者で

最年長と思われる70代の男性を中心に

体力を保つ秘訣とか

どの山をどんなタイムで登ったとか

武勇伝を交えた上級者トークで盛り上がるのを


(わたしは剱岳を見にきただけですが大変幸せです)


と心の中で参加してみる


(PM5:55)

食後は散歩がてら

剱御前山へ行ってみることにした


雲の上


しばらくの間晴れていたガスが

この後急激に上がり、結局剱岳は見えなくなってしまったけど



ブロッケン現る〜


初めてのブロッケン



(PM6:50)

そして世界が燃える



夕陽の太陽ごと

雲の中に閉じ込められてしまったのだ!


辺り一面

煌々と明るいオレンジ色の光に包まれて



太陽がすごく近くにいる気がする




素晴らしい日をありがとう

幸せです



太陽は雲を燃やしながら

ゆっくりと沈んでいった


---


消灯は20時

今朝は3時に起きて、山を歩いたのに

興奮しているのか、なかなか寝付けず

眠ったのは22時頃だったと思う


そして明け方、もの凄い頭痛と共に目が覚めた

とにかく後頭部がガンガン痛んで

水分を取って安静にしてみるも

1時間経っても治らないので

痛み止めを服用したらすぐに治った


その後も再発する事はなかったけど

なんだったのかな

高山病…?首の緊張?


(AM4:43)

ピカーーー


五竜から


おはようございます




おはよう剱


青い朝に太陽が射し込む


(AM6:00)

今朝目が覚めて、痛む頭を抱えながら

考えていた事がある




昨日歩いた稜線

またいつか逆向きで歩きたいなって思ったコースを




今日歩けばいいやんー!!


と閃いたのだ


地図を開いて

計画を組み直す


コースタイム…今のところ疲れはないし、普通に歩いて温泉入っても、予定通りの電車に乗れそう!

水、行動食…なんとかなりそう!

天気…晴れ時々曇り


登山届…計画の変更は

山小屋に申し出れば問題ないそう


よーし!行ける!

余裕あり過ぎプランにしていたから可能だった大幅な計画変更である


朝の剱美し嬉し


(AM6:12)

剣山荘からの

別山尾根の取り付きが見える


今日もあそこを歩いてる人がいるんだな

いいなーーー




前剱とか


やっぱりわたしも

もう少し、あと少しでいいから

剱岳に近づきたい




(AM6:15)

いつかのいつかの

いつか


今日はここまで


“岩と雪の殿堂”

“試練と憧れ”


たくさん会えて嬉しかった


もうずーっと

剱岳も立山もここに居て

存在し続けてたんだけど


ちゃんとこの目で見なければ

心に残せなかった景色たち

この姿を知ったから

これからはわたしの世界でも存在し続ける景色たち


出会ってくれてありがとうだ


(AM6:32)

では別山から一ノ越へ向かって

Re:美しい稜線歩き


行くよーーー


今日は静かで幻想的な鹿島槍




五竜も

微睡むような雲に埋もれて

なんだか眠そう おはよ



(AM6:58)

今日もみんなきれいだよ



稜線から稜線



(AM7:32)

でも風強〜っっ


風音ゴトゴトビィビィ

昨日と違って

人も全然いなくて

ひとりで歩くのは好きだけど

少し心細い



ほんまに人いないー

この急なザレガレが本日の試練なんだけど



半分まで登ったところ

(AM7:51)

怖かった…!!


昨日もゆるかったおかげで

体力は残ってると思っていたけど


思っていたよりも足に疲労感があって

少し下半身が不安定

そこに風が吹いてくるから

恐怖心が高まってしまったみたいで


ドキドキゾワゾワしながらも

後ろは振り返らずに

上は見ずに




(AM8:07)

なんとか富士ノ折立!!


ピークはパスして




大汝を目指す!



(AM8:25)

そして再びの大汝小屋


きたきた


ガラッ

→番「また来たのか…」


「お腹空きました」

→番「ご飯ないぞ」


「……」

→番「待ってなさい」




待つ事15分…


な、なにこれー!


番「適当バーガー、豆乳チャイセット」


か、神!!

大汝バーガー(勝手に名付ける)笑

なんとこのバンズ、今捏ねて焼いてくれたらしい


番「イーストじゃなくてベーキングパウダーを使うんよ、粉は小麦粉以外にも色々混ぜて…フライパンで焼く」


マジですか…

味も美味しくて、感動〜!

具は、シャキシャキ野菜とツナマヨ、チーズまで入ってる


まだ朝のうちの、でもほどほどにしっかり食べたいお腹にベストな大汝バーガー


マスター何者なの!


番「マスターじゃない笑」



マスターもとい

大汝小屋番さん


バーガー、メニューに載せたら流行るのに〜

→番「大変だから無理」


平日朝でお客さんも少ないから作ってくれたみたい

昨日も今日も、美味しくて素敵な気分にさせてもらって

ありがとうございました!


(AM9:34)

ゆるゆる和んで外に出たら

すっかりガスってるー

人も一気に増えたみたい


(AM9:40)

平日でも雄山は大賑わい



三角点の向こうに槍ヶ岳

ガスがかかっては晴れて


雲流れる空も良き



雄山神社の御朱印

昨日に続いて2度目の授与していただく


登拝嬉しい



一切唯心造 いっさいゆいしんぞう


この世の一切、全てのことは

自分の心が造り出している

この世界の素晴らしさを、自分自身が認識できなければ

それは存在しないのと同じことなんだよ


山を大好きな心があればこそ

この幸せを感じることができる

感動はいつだってわたしの中にある


それはわたしのテーマだ


(AM10:27)

さー!降りる!


寂しいー!



(AM11:25)

室堂へ

今日も空は大きい


また来るよ


クルマユリ



(AM11:55)

みくりが池温泉で締める


ここのお湯は最高

山の後の温泉は最高!

大好きな立山を歩いて、大好きなみくりが池温泉

お湯に浸かりながら

ただぼんやりと、見てきた景色を思い浮かべて

じわぁっと体が温まっていくのと同時に

この旅の体験が、わたしの中にじわじわ染み込んでいくような感覚


入浴料1000円


お風呂上がりの

黒チャーシューラーメン


焼豚はここで手作りされてる

美味しすぎる〜〜〜


(PM1:45)

一ノ越から立山三山、真砂岳へ向かう稜線までくっきり


あんなに素敵な山

あの稜線を2度も歩けたんだよね

この幸福を大切にするよ


自分で決めて

自分で歩いて、戻ってくる

ものすごい充実感

うん、充実感!!


ありがとう立山

わたしの夏2023


ありがとうございました











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