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大文字山(京都)〜カオマンガイワンダーランド〜

大文字山(如意ヶ嶽)/ 京都府⛰472m

タイム: 5時間30分 (休憩2時間50分)

距 離:6.1km

標高差:480m

コース:蹴上〜大文字山〜火床〜霊鑑寺

🌼常時携行品

ファーストエイドキット 着替え 充電器 ヘッドライト レインウェア

地図 コンパス ガスライター 十徳ナイフ 笛 ココヘリ発信機 財布

携帯トイレ ゴミ袋 ティッシュ ウエットティッシュ 手ぬぐい


持ち物🎒

水1L シングルバーナー 山フライパン コーヒーセット おやつ テーブル まな板 ナイフ

山ごはん材料 本(短歌タイムカプセル📚)


 

2021年3月17日☀️


大文字を歩くよ。

大文字の中の大文字。左京区にある右大文字。


左大文字が癒しの秘密基地ならば

大文字はワンダーランド。

京都の人が最も歩く山は大文字じゃないかと思う。

平日に山歩きすることが多いわたしが、今のところ最多人数とすれ違ったのがこの大文字山。

ソロ歩きのおじさま方もたくさんいるし、ご夫婦で歩かれる方もたくさんお見かけしたし

若いグループにも何組も会ったし、遠足中の園児、小学生、中学生、高校生、何クラスも会った。

初期のコロナ禍時には、人が来すぎて、入山制限があったとかなかったとか

入山をどうやって制限したんだろう


そんなわけで、あまりにたくさんの人に歩かれている大文字はコースも多く、地図上には載っていないバリルートも堂々と山道として、分岐として現れる。

知る人ぞ知る裏大文字なる地はもはや、複雑怪奇となっているとかいないとか

道が光るから嬉しい

初心者で、初大文字のわたしはもちろん王道ルートで 京都一周トレイルにのって進む。

蹴上駅から日向宮へお参りして、山道に入った時、道が光ってるって思ったのを覚えている。

光と影の根っこロードは神秘的。森の足元を力強く青くするシダシダは爽やかで清々しい。


分岐のたびに、本気で迷って、悩んで、コンパスを握りしめ勉強し始めたばかりの地図を睨む。むむむ。


行きつ戻りつしていると、知らない道から知らない人が現れて、また消えていく。

あぁ、あの人はどこから来て、どこへ行ったんだろう。

同じ山を同じ日に歩いているのに、本来は違う次元で生きている人と、ほんのひととき邂逅しただけのような気持ちになる。


歩いているうちに山の雰囲気もよく変わる。


灰色の土の上に赤い椿がこぼれ行く道

木々の間から風と光がやってきて、わたしをふわりとさせる道

空が広く明るくて、固く乾いている坂道

ゴツゴツの岩が現れて、見える世界の雰囲気を一変させたりする

トトロみたいな道もある

小さな世界がたくさん集まって、その世界を渡り歩いているような山なんだ。ワンダーランド。


大文字山の山頂の景色は素晴らしくて!

良いお山だなぁーーー。嬉しい。来られて嬉しい!


そしてごはんをするために火床へ。少し下りる。

火床からの景色は、なんていうか、素敵、とか、気持ちいい、とか、そういう予想を超えて圧巻。

視界の端から端まで、一切遮るもののない大眺望。わたしは一刻立ち尽くした。

ザックの重さは10.9kg。誰よりも大きかった。多分。

さぁ、この場所での山ごはんは「カオマンガイ🇹🇭」

定期的にエスニックが食べたくなるので、山ごはんにも定期的に登場するよ。

今回は大好きなタイ料理から。

山で、最低限の手間で、でもちゃんと美味しいカオマンガイが食べたい。

その思いで、あれやこれやと考え込んで、レシピを研究した結果のカオマンガイ。

食べたいと思ったものは、なんとしても、食べたいのだ。



鳥もも肉は凍らせて持っていった。

火床で。最高の景色で。ものすごーーーーくおいしかった。

お米と一緒に炊いたチキンの旨味がご飯に染み込んでて、香るナンプラーとレモン。

パクチーどっさり。温泉卵も持ってきた。

わたしの山ごはん史に残る名作。比叡山で食べたナポリタンと1位を競う出来栄えの山ごはん。

あ、奈良で食べた栗おこわも捨てがたく・・・

あぁ。今食べたい。山に行きたい。比叡山も奈良も、いずれ日記を書こう。


△クリックでレシピリンク(Instagram)へ


そういえば、せっせとご飯を食べていたら、通りすがりの玄人風おじいさんに、

「あんたぁ、プロだな(ニヤリ」って言われた。

ただの超初心者だけど、楽しむことのプロになりたい。

下山したら山桜が咲いていた

春が来てた

春よ来い!



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